投資・資産形成

レバナスは長期保有に向かない?リスクと2021年から保有する私の考え

「レバナスは長期保有に向かない」

実はこれ、レバナスに否定的な投資家だけが言っている話ではありません。運用会社自身も、長期保有に関するリスクを明確に説明しています。

それでも私は、2021年からレバナスへの投資を続けています。

2022年の大幅な下落相場でも売却は一切考えず、むしろ毎日のように買い増していました。

なぜ、そこまでレバナスを買っていたのか。

そして現在も、その考えは変わっていないのか。

どーも、いちかです。

私は、レバナスの長期保有が誰にとっても合理的だとは考えていません。しかし、自分の資産形成においては、リスクを理解したうえで保有する意味があると判断しています。

結論から言えば、レバナスは長期保有によって大きなリターンを得られる可能性がある一方、日次レバレッジ特有の仕組みによって、期待どおりの成果が得られない可能性もある商品です。

今回は、レバナスを長期保有する際に知っておきたい5つのリスクと、私自身の投資経験についてお話しします。

特に2022年の下落相場で実践していた、底を当てるのではなく、下落相場を「面で拾う」という考え方についても紹介したいと思います。

レバナスは本当に長期保有に向かないのか?

レバナスはNASDAQ100の日々の値動きの約2倍を目指す商品

レバナスとは、NASDAQ100指数にレバレッジをかけた投資信託の通称です。

代表的な商品には、次のようなものがあります。

  • iFreeレバレッジ NASDAQ100
  • 楽天レバレッジNASDAQ-100
  • auAMレバレッジNASDAQ100
  • auAMレバレッジNASDAQ100為替ヘッジ無し

これらは、NASDAQ100の値動きに対して、レバレッジを活用した運用を行う商品です。

代表的な日次2倍型の商品では、NASDAQ100指数(米ドルベース)の1日あたりの騰落率に対し、おおむね2倍の値動きを目指します。

例えば、NASDAQ100が1日で5%上昇すれば、約10%の上昇を目指します。

反対に5%下落すれば、約10%下落する計算です。

ただし、これは運用コストや為替変動などを考慮しない単純な説明です。為替ヘッジの有無や運用方法によって、実際の円建てリターンは異なります。

また、ここで重要なのが、2倍を目指しているのは、あくまで日々の値動きだということです。

NASDAQ100が5年間で100%上昇したからといって、レバナスが必ず200%上昇するわけではありません。

この違いが、長期保有を考えるうえで非常に重要になります。

運用会社自身も長期保有のリスクを説明している

楽天投信投資顧問は、楽天レバレッジNASDAQ-100について、一般的には中長期投資に向かず、比較的短期間の投資に適した商品であると説明しています。

また、大和アセットマネジメントも、iFreeレバレッジNASDAQ100について、長期保有では対象資産の値動きと比較して基準価額が大幅に下落する場合があると注意喚起しています。

なお、現在私が購入しているauAMレバレッジNASDAQ100為替ヘッジ無しについても、運用会社は長期保有によって対象資産の値動きと比較して基準価額が大幅に値下がりする可能性を注意喚起しています。

では、長期保有すること自体が間違いなのでしょうか。

私は、そう単純な話ではないと考えています。

長期保有に適さない商品特性があることと、長期保有すれば必ず損失が出ることは別の話です。

レバナスの運用成果は、NASDAQ100がどれだけ上昇したかだけでなく、その途中でどのような値動きをしたかによって大きく変わります。

つまり、長期的に上昇するという予想だけでは、レバナスのリターンを正確に見通すことはできません。

それを理解したうえで、私はレバナスへの投資を選びました。

私が2021年にレバナスへの投資を始めた理由

ハイテク企業はすでに私たちの生活に欠かせない存在だった

私が2021年にレバナスへの投資を始めた理由は、これからもハイテク産業が大きく成長していくと考えていたからです。

当時、私が注目していたのは、ハイテク企業の製品やサービスが、すでに私たちの生活に深く浸透していたことです。

周囲を見渡せば、多くの人がiPhoneを使い、Amazonで買い物をし、InstagramやFacebookといったMetaのサービスを利用する。

何かわからないことがあればGoogleで検索し、YouTubeで動画を楽しみ、仕事ではMicrosoftの製品を使う。

これらは特別なことではなく、すでに当たり前の日常になっていました。

しかも、こうした企業が関わっているのは、スマートフォンやインターネット上のサービスだけではありません。

クラウドコンピューティング、半導体、人工知能など、今後の社会や産業を変えていく可能性のある技術にも深く関わっています。

これほど私たちの生活に浸透した企業が、今後の技術革新によってさらに成長していくとしたらどうなるのか。

私は、ハイテク産業にはまだまだ大きな成長の余地があると考えていました。

そして、その成長を資産形成にも取り込みたいと思ったのです。

NASDAQ100にレバレッジをかけるという判断

では、なぜ等倍のNASDAQ100ではなく、レバナスを選んだのか。

理由はシンプルです。

NASDAQ100の長期的な成長を期待するのであれば、レバレッジをかけることで、より大きなリターンを狙えると考えたからです。

もちろん、レバレッジをかければ必ず高いリターンになるわけではありません。

しかし、当時の私は期待リターンを重視しており、その観点ではレバナスが合理的な選択だと考えていました。

そこで投資の中心に選んだのが、iFreeレバレッジNASDAQ100です。

その後、2021年11月に楽天レバレッジNASDAQ-100が設定された際には、こちらも試しに購入しました。

当時の私にとって、メインはiFreeレバナスであり、楽天レバナスはお試しという位置づけでした。

ただし、今振り返っても、ハイテク産業が成長することと、株価が期待どおりに上昇することは分けて考える必要があると思います。

どれだけ優れた企業でも、将来の成長がすでに株価に織り込まれていれば、期待したリターンが得られない可能性はあります。

ましてやレバナスの場合、日々の値動きや運用コストも運用成果を左右します。

私がレバナスを選んだのは、将来の成功が保証されていると思ったからではなく、リスクを取ってでもNASDAQ100の成長力を大きく取り込みたいと考えたからです。

レバナスを長期保有する5つのリスク

ここからは、レバナスを長期保有するうえで、特に理解しておきたいリスクを整理します。

① 複利効果による逓減|長く持てば必ず減るわけではない

レバナスの長期保有で最初に理解しておきたいのが、日次レバレッジの複利効果です。

例えば、NASDAQ100と日次2倍の商品が、どちらも100からスタートしたとします。

ケース①:上昇した後、元の水準へ戻る場合

時点NASDAQ100日次2倍
開始時100100
1日目110120
2日目100約98.18
損益0%約-1.82%

※1日目はNASDAQ100が10%上昇し、2日目は約9.09%下落する理論例です。運用コストや為替変動などは考慮していません。

NASDAQ100は最初の100に戻っています。

しかし、日次2倍の商品は約98.18まで下落しています。

このように、上昇と下落を繰り返すことで、レバレッジ商品の運用成果が押し下げられる現象を一般に「逓減」と呼びます。

特に、値動きの大きい横ばい相場では、不利な影響が生じやすくなります。

では、レバナスは時間が経つほど必ず減っていく商品なのでしょうか。

答えは、そうではありません。

今度は2日連続で10%上昇した場合を考えてみます。

ケース②:2日連続で10%上昇する場合

時点NASDAQ100日次2倍
開始時100100
1日目110120
2日目121144
損益+21%+44%

NASDAQ100の2日間の上昇率は21%ですが、日次2倍の商品は44%上昇しています。

単純に21%を2倍した42%を上回る結果です。

つまり、複利効果は相場の動き方によって有利にも不利にも働きます。

レバナスの問題は、長く保有すると必ず減ることではなく、長期の運用成果がNASDAQ100の上昇率の単純な2倍にはならないことです。

この仕組みを理解せずに長期保有するのは、避けた方がよいと思います。

② 暴落時の損失が大きく、回復も難しくなる

レバナスのもう一つの大きなリスクが、暴落時の下落幅です。

資産が50%下落した場合、元の金額に戻るためには100%の上昇が必要になります。

70%下落した場合は、約233%もの上昇が必要です。

下落率元に戻るために必要な上昇率
-30%約42.9%
-50%100%
-70%約233.3%

これはレバナスに限った話ではありません。

しかし、レバナスは日々の価格変動が大きいため、等倍のNASDAQ100連動商品と比較して深刻な下落に直面する可能性があります。

もちろん、大幅な下落後に力強い上昇相場が続けば、大きく回復する可能性もあります。

ただし、回復するかどうかも、いつ回復するかも保証されていません。

特に注意したいのが、資金を使う時期です。

10年後、20年後も投資を続けられる人と、数年以内に資金が必要になる人では、大幅な下落に耐えられる条件が違います。

長期的な成長を期待することと、大幅な下落を受け入れられることは、別の問題なのです。

③ 金利相当の負担と運用コスト

レバナスでは、株価指数先物などを利用してレバレッジ運用を行っています。

そのため、株価の値動きだけでなく、金利に相当する負担や運用コストもリターンに影響します。

例えば、iFreeレバレッジNASDAQ100では、先物取引を利用することで借入金利に相当する負担が生じると説明されています。

こうした負担は、長期保有によって累積します。

さらに、信託報酬や売買関連費用、先物取引に伴うコストなども考慮する必要があります。

為替ヘッジを行う商品では、金利差などに伴う為替ヘッジのコストも重要です。

これらの負担は運用方法や金利環境によって異なるため、信託報酬だけで実際のコストを判断することはできません。

NASDAQ100の上昇率を単純に2倍するだけでは、レバナスの実際のリターンを正確に予測できない。

長期保有を考えるなら、この点は忘れてはいけないと思います。

④ NASDAQ100自体にも集中リスクがある

NASDAQ100は、NASDAQ市場に上場する時価総額の大きな非金融企業100社を中心に構成される指数です。

大型のハイテク企業や成長企業の影響を強く受けやすい特徴があります。

私はその成長力に期待してレバナスを選びましたが、当然ながらリスクもあります。

例えば、金利上昇や企業の成長期待の変化によって、大型成長株が大きく売られる局面も考えられます。

また、NASDAQ100は米国株式市場全体を均等に保有する指数ではありません。

そのため、特定の企業や業種の値動きが指数全体に大きく影響することがあります。

レバナスでは、そうした指数の値動きにレバレッジをかけることになります。

NASDAQ100自体の集中リスクと、レバレッジによる価格変動の拡大。この2つを区別して理解することが重要です。

⑤ 為替ヘッジの有無によって値動きが変わる

レバナスを選ぶ際には、為替への対応にも注意が必要です。

私が2021年から購入していたiFreeレバナスと楽天レバナスは、どちらも為替ヘッジを行う商品です。

為替ヘッジとは、円高や円安による為替変動の影響を抑えるための仕組みです。

ただし、為替変動の影響を完全に排除できるわけではなく、コストも発生する場合があります。

一方、現在私が新規購入しているauAMレバレッジNASDAQ100為替ヘッジ無しは、為替への対応が異なります。

この商品は、純資産総額の約2倍のNASDAQ100指数先物(米ドルベース)を買い建てるとともに、為替予約取引等によって純資産総額程度の米ドルを保有することを目指しています。

つまり、NASDAQ100の米ドルベースのリターンの約2倍に加えて、純資産相当の米ドル保有に伴うリターンを獲得しようとする設計です。

円安が進めば為替によるプラスの影響を受ける可能性がある一方、円高が進めばマイナスの影響を受ける可能性もあります。

ただし、為替変動の影響まで2倍になる仕組みではありません。

同じレバナスでも、商品によってリターンの構造は異なります。

長期保有を考えるなら、単に「NASDAQ100の2倍」という名前だけで判断せず、実際の運用方法を確認しておく必要があります。

2022年の暴落で、私が売らずに買い続けた理由

私にとって暴落は恐怖ではなくバーゲンセールだった

投資を始めてから最初に経験した大きな下落相場が、2022年でした。

NASDAQ100が大きく下落し、レバナスも厳しい値動きとなりました。

しかし、当時の私は特に不安や恐怖を感じていませんでした。

むしろ、バーゲンセールだと思っていました。

将来の成長を期待している商品が、以前より安い価格で購入できる。

資産形成の初期段階だったこともあり、下落を損失というよりも買い増しの機会として捉えていたのです。

そのため、毎月の定期積立はもちろん、別の資金を使って積極的に追加購入していました。

当時は少額でも、毎日のようにレバナスを買っていました。

ただし、何も考えずに資金を投入していたわけではありません。

むしろ、買いたい気持ちが強かったからこそ、意識していたことがありました。

底を当てるのではなく、下落相場を「面で拾う」

私が少額ずつ買い増していたのには、理由があります。

相場の底を完璧に当てることは不可能だと考えていたからです。

もちろん、最安値で購入できれば理想的です。

しかし、どこが底なのかは後になってみなければわかりません。

今日が底だと思って一括投資したとしても、翌日にはさらに大きく下落するかもしれない。

反対に、もっと安くなるのを待っていたら、いつの間にか相場が反発してしまうかもしれません。

私にとっては、底を当てられなかったことよりも、底を狙い続けた結果、結局ほとんど購入できないまま上昇してしまう方が悔しいのです。

かといって、底だと思って一括投入した後にさらに大きく下がり、買い増す余力を失ってしまうのも避けたい。

どちらも嫌なわけです。

そこで私が意識していたのが、下落相場を「点」ではなく「面」で拾うという考え方です。

一つの価格で底を狙い撃ちするのではなく、下落が続く期間を通じて、さまざまな価格帯で少しずつ購入していく。

当時は、大きく下落したときには数万円を追加投資することもあれば、横ばいの相場では1,000〜5,000円程度に抑えることもありました。

毎月の定期積立とは別に、そうした買い増しを続けていたのです。

明確な購入金額のルールがあったわけではありません。

それでも、いつ反発してもある程度は購入できている状態を作りながら、さらに下落した場合に備えて資金を残すことを意識していました。

完璧な底を当てようとするのではなく、底を当てられないことを前提に資金を投入する。

これは、私なりの不確実な相場への向き合い方でした。

そして、この「点ではなく面で拾う」という考え方は、今でも大切にしている投資の判断基準です。

ただし、当時の買い増し方法をそのままおすすめするつもりはない

ここまで読むと、2022年の私が冷静に計画を立てて投資していたように感じるかもしれません。

しかし、実際にはそこまでしっかりとしたルールがあったわけではありません。

当時は下落相場を大きなチャンスだと考えており、生活に支障が出ない範囲ではありましたが、多少無理をしてでも資金を投入しようとしていました。

今振り返ると、積極的すぎた部分もあったと思います。

そして、下落相場を面で拾う方法が、必ずしも最も高いリターンを生むわけではありません。

相場が早い段階で反発すれば、一括投資した方が有利になることもあります。

一方で、下落が長期間続けば、少しずつ買い増していても含み損は拡大します。

レバナスのように値動きの大きい商品では、資金を投入し続けること自体が大きなリスクになる場合もあります。

また、買い増しを分散したからといって、資産全体のリスクが十分に分散されるわけではありません。

私にとって「面で拾う」という方法には、買い場を逃したくない気持ちと、資金を一度に使い切りたくない気持ちを両立させる意味がありました。

だからこそ、現在も大切にしています。

ただし、それが誰にとっても適切な方法だとは考えていません。

過去の投資判断は、その後に利益が出たかどうかだけでなく、当時どれほどのリスクを取っていたかも含めて評価するべきだと思っています。

現在はauAMレバナス為替ヘッジ無しを購入している

2021年当時はiFreeレバナスを中心に購入し、楽天レバナスも試しに保有していました。

しかし、現在は新たに購入する商品を変更しています。

2026年現在、私が新規購入しているレバナスは「auAMレバレッジNASDAQ100為替ヘッジ無し」のみです。

変更した理由の一つは、長期保有における為替ヘッジコストの負担を意識したからです。

長期的な資産形成を考えるうえで、継続的に発生するコストは無視できません。

そのため、私は為替ヘッジなしの商品を選択しています。

ただし、為替ヘッジなしが必ず有利になると考えているわけではありません。

為替ヘッジを行わないことで、円高による資産価値の目減りを受け入れる必要があります。

為替相場や金利環境によっては、為替ヘッジありの商品が有利になる場合もあります。

この点も理解したうえで、現在は為替ヘッジなしを選んでいます。

なお、購入する商品は変わりましたが、NASDAQ100の成長力をレバレッジによって取り込みたいという基本的な考え方は変わっていません。

為替ヘッジあり・なしの詳しい違いや、私がauAMを選んだ判断については、別の記事で掘り下げる価値があると考えています。

今もレバナスを買う。ただし等倍指数への積立も続ける

今、大幅な下落相場が来たらどうするか

では、今の私が2022年と同じような下落相場に直面したらどうするのか。

答えは明確です。

投資に回せる資金があれば、今でも間違いなくレバナスを買い増したいと考えています。

NASDAQ100の成長力に対する期待は、現在も変わっていません。

また、底を完璧に予測するのではなく、下落相場を面で拾うという考え方も同じです。

ただし、2022年と現在では、資産形成の段階や投資方針が変わってきました。

現在は、レバナスだけでなく、S&P500やTOPIXといったレバレッジをかけていない指数への積立も重視しています。

そのため、今後大幅な下落相場が訪れても、等倍指数への定期積立は続けるつもりです。

そのうえで追加投資に回せる資金があれば、レバナスを買い増す。

これが、現在の私の基本的な考え方です。

レバナスの成長力を期待しながら、資産全体のリスクも考える

では、なぜレバナスへの期待が変わっていないのに、S&P500やTOPIXへの積立も重視するようになったのか。

それは、資産形成を続けるなかで、個別の商品だけでなく、資産全体のバランスも重要だと考えるようになったからです。

レバナスには大きな成長力を期待しています。

しかし、資産全体に占めるレバナスの割合が大きくなれば、それだけ資産全体の値動きも大きくなります。

例えば、金融資産の一部としてレバナスを保有する場合と、資産のほとんどをレバナスで保有する場合とでは、同じ下落相場でも受ける影響が大きく異なります。

私はレバナスの成長力を取り込みたい一方で、資産形成のすべてをレバナスに依存させるつもりはありません。

そこで重視しているのが、S&P500とTOPIXです。

S&P500は米国の大型株に幅広く投資できる指数です。

NASDAQ100と重複する企業も多く含まれていますが、レバレッジをかけないことで、同じ市場変動に対する価格の振れ幅を相対的に抑える役割を期待しています。

一方、TOPIXは日本株式市場に幅広く投資するための指数です。

米国株式への偏りを抑え、投資地域を分散する役割を期待しています。

もちろん、S&P500もTOPIXも株式です。

市場全体が下落すれば、どちらも大きく値下がりする可能性があります。

特にS&P500とNASDAQ100は共通する大型企業を多く含むため、組み合わせるだけで十分な分散になるわけではありません。

それでも、レバレッジの有無や投資地域の異なる資産を組み合わせることには意味があると考えています。

レバナスを手放して守りに徹するわけでも、レバナスだけに集中して成長を追い求めるわけでもない。

レバナスの成長力を期待しながら、等倍指数への積立も続ける。

それが現在の私にとって納得できる資産形成の方法です。

私がレバナス・S&P500・TOPIXをどのように組み合わせているのかについては、別の記事で詳しく解説しています。

※第3記事「私の投資方針」への内部リンクを設置。

レバナスの長期保有を検討できる人・慎重になるべき人

ここまで、レバナスの仕組みやリスク、私自身の投資経験についてお話ししてきました。

では、どのような人ならレバナスの長期保有を検討できるのでしょうか。

長期保有を検討できる人

  • 日次レバレッジの仕組みとリスクを十分に理解している
  • 大幅な下落が発生しても生活に支障が出ない資金で投資できる
  • 高い価格変動リスクを許容できる
  • 資産全体に占めるレバナスの割合を管理できる
  • 期待どおりのリターンが得られない可能性を受け入れられる

ここで重要なのは、単に長期間売らずに保有できることではありません。

長期保有できることと、長期保有することが合理的であるかは別の問題です。

自分の資産状況や投資目的、資金を使う時期なども含めて判断する必要があります。

また、上記の条件を満たしているからといって、必ずレバナスが適しているわけでもありません。

長期保有を慎重に考えた方がよい人

一方で、次のような人には慎重な判断が必要だと思います。

  • 元本割れをできるだけ避けたい
  • 近い将来に使う予定のお金を運用したい
  • 大幅な含み損が生活や精神状態に影響する
  • レバレッジの仕組みを十分に理解していない
  • 高いリターンだけに注目して投資しようとしている

レバナスを保有すること自体が、優れた投資判断を意味するわけではありません。

レバレッジをかけないインデックスファンドを長期保有することも、合理的な資産形成の選択肢です。

大切なのは、他人の投資方法や運用成果をそのまま真似するのではなく、自分自身の条件に合った方法を選ぶことだと思います。

まとめ|リスクを理解したうえで、私はレバナスを保有し続ける

レバナスは、NASDAQ100の成長力をレバレッジによって取り込める一方、長期保有には特有のリスクがあります。

日次レバレッジの複利効果、暴落時の大きな損失、金利相当の負担や運用コスト、NASDAQ100への集中投資、為替変動。

これらを理解せずに、単に高いリターンだけを期待して保有するのは危険だと思います。

それでも私は、今後もレバナスを保有していくつもりです。

2021年にハイテク産業の将来性に期待して投資を始め、2022年の大幅な下落相場では積立と買い増しを続けてきました。

当時から意識していたのが、底を完璧に当てようとせず、下落相場を面で拾うという考え方です。

これは今でも変わっていません。

ただし、現在はレバナスだけではなく、S&P500やTOPIXへの積立も重視しています。

大きな成長を期待する一方で、資産全体のリスクも考える。

その両方を大切にしながら、今後も資産形成を続けていきたいと思っています。

レバナスの長期保有が正解なのか、間違いなのか。

私は、すべての投資家に共通する答えはないと考えています。

重要なのは、商品のリスクを理解したうえで、自分自身が納得できる投資判断をすることです。

そして、将来の相場が期待どおりにならない可能性も受け入れること。

私はその前提に立ったうえで、これからもレバナスの成長力に期待していきます。


参考資料

※本記事は2026年11月時点で確認できる情報と、筆者個人の投資経験・見解をもとに作成しています。特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。投資には元本割れのリスクがあり、将来の運用成果は保証されません。

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